石川県薬剤師会の紹介 検査センターのご案内

検査センターは、石川県薬剤師会営の試験検査施設として、医薬品試験をはじめ、ISO9001を取得し、環境に係わる水質検査等を実施しており石川県下における公衆衛生の確保と地域の方々の健康かつ快適な環境づくりに貢献しています。

医薬品検査

医薬品医療機器等法登録機関です。

  • 石川県内の薬局・薬店の医薬品の品質管理事業として溶出試験、風邪薬の定量試験等
  • ジェネリック医薬品の溶出試験
  • 薬局製剤の検査

検査項目についてはお問い合わせください。

学校保健安全法に基づく学校の飲料水・プール水検査

石川県内の学校薬剤師の連携のもと実施しております。
定期的な水質検査以外の、プールに藻が生えたなどの問題の対応も行っていますので
ご相談ください。

建築物飲料水検査

建築物衛生法登録機関です。
建築物の飲料水、雑用水の検査を行っています。

プール水・浴槽水検査

遊泳用プール衛生基準に基づくプール水検査、公衆浴場における水質基準にもとづく浴槽水の検査を行っています。
レジオネラ属菌の検査を行っています。

環境計量証明事業(濃度)

水質汚濁防止法に基づく工場排水、放流水、地下水、工業用水、農業用水の分析のほか、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく産業廃棄物の溶出試験、廃液、汚泥等の分析など。

  • 地下水、河川の環境基準対応の検査
  • 水質汚濁防止法対応の検査
  • 廃棄物の処理清掃法対応の検査

検査項目についてはお問い合わせください。

その他の検査分析(問題解決型検査)

石川県薬剤師会検査センターでは、法令に基づく環境分析以外でも、医薬品検査で蓄積してきた機器や技術、知識を使い、排水処理や薬液の製造工程での処理方法の開発や製造ラインの検討のために“問題解決型”と呼ばれる検査にも対応しています。
また従来の法令に基づく各種水質検査、排水基準や環境基準では対応しきれない各種問題、トラブルの解決のデータを提供することで、お客様のお役に立ちたいと考えています。


例えばこんな検査もできます。


飲料水、排水

  • 水原水や廃水に油膜が浮いているので原因を調べたい
    パターン分析(GC/MS,ガスクロマトグラフ)という方法で水質検査をおこなうと、油膜の成分が 灯油、 A重油、スピンドル油 といった種類が分かり、発生源が推定できます。
  • 水栓(蛇口)から変なものが出てきた
    FTIRと蛍光X線(EDX)を使った異物分析システム(島津製作所)により、パッキンのかけら、砂、鋳物の砲金の破片、動物の毛、炭酸塩スケール、といった成分の同定ができます。 

廃水処理でお困りの方

  • 排水処理槽の放流水で予想したBODとは異なった値の報告書が来た。
    工場排水の検査方法JIS K0102ではBOD測定では 硝化菌のはたらきは考慮していません。また植種についても、記載はありますが、サンプル自身の菌を使ったり、実験室の器具に付いている好気性菌を利用するなど、とくに植種しなくてもBODの測定ができることが多く5日間培養する通常のBODでは成長の遅い硝化菌の影響は無いと言われています。
    しかし、硝化菌があらかじめ増殖しているサンプルや、窒素分の多いサンプルでは硝化菌の抑制や好気性菌の植種を積極的に行わないと硝化菌による酸素消費を含む みかけ上、大きなBODの値が出ます。
    当会検査センターでは サンプルに応じた植種菌の選定や、お客様の指示で硝化抑制剤の添加を行います。
  • BODの測定を2社に出したら、同じサンプルで異なった値が報告された
    通常の環境分析では、測定機関の誤差以外にはBODの値は 検査機関ごとに替わるものではありません。しかし工場排水では、難分解成分といって、生物分解されにくいアミンなどの成分を含み、これらの成分を含む排水サンプルでは、BODの値は成分濃度の割には低い値になります。難分解成分はそのまま排出すると、環境水中で生物分解を受けないので高濃度のまま環境に残ります。一方難分解成分を含むサンプルのBODを測っても生物分解を受けにくいのでBODの値は低いのです。
    みかけ上BOD値は低いが、実は分解されにくい高濃度の有害成分を含む排水を出すわけにはいかないので、工場では難分解成分の排水処理に取り組むことになります。
    一つの方法は、難分解成分に適応した微生物を育て、それによって分解する方法です。
    BOD測定でも同じです。工場下流から工場排水に馴化した微生物を採ってきてこれを植種に使う方法があります。植種に使う菌の種類によって、検査機関でのBOD値は同じサンプルでも大きく差が出ることがあります。
  • BODが高くて困っています
  • 浄化槽の排水のBODがいつも高く、排水基準値を上回るので排水処理装置の運転方法を見直したい
    廃水処理装置がうまく作動していないため、排水成分が未処理で放流されています。BODが高いと言うことは、生物処理すればまだ分解すると言うことです。BODのデータを取ることで排水処理装置の正しい運転をお手伝いします。
    廃水処理では有機物以外に窒素成分やリンの除去も行っています。微生物も好気性菌以外に嫌気性菌も使い処理をしています。これらのバランスが狂うとアンモニアを分解し亜硝酸をへて硝酸へと変える工程がうまく進みません
    公定法のBOD測定以外に、T-N,T-Pの測定、アンモニア、亜硝酸、硝酸濃度の測定や、硝化速度、脱窒速度、10日や20日のBOD10,BOD20測定の組み合わせたデータを提供し排水処理槽の設計や改善にお役立ちします。
  • BODが低くて困っています
    BODは“BOD”という成分の濃度を測っているのではなく、サンプル中の有機物のなかの微生物で分解されるものの量を測っています。濃度が同じくらいの一方は微生物で分解されやすい、他方は分解しにくいものがあると、前者のBODは高く、後者は低くなります。排水基準の上ではBODは低い方が良いですが、後者の排水は基準は適合でも、環境に負荷をかける排水を排出することになります。
    廃水処理では、処理水ではなく、処理する前の原水のBODを測定して排水処理のためのデータにします。この時BODが高ければ生物処理はしやすい、BODが低いと生物処理が困難と予想をたてられます。
    生物処理が困難な成分の場合、馴化という作業を行います。従来の活性汚泥では、なかなか分解しにくい成分含む排水の場合、その成分を加えた環境で微生物を育て慣らしていくと微生物が分解できるように変わっていきます。
    石川県薬剤師会検査センターでは、排水処理を行っているお客様から 活性汚泥と原水(または難分解成分、基質と呼んでいます)をいただき 日数をかけて微生物を馴化させ その微生物を使ってBODを測定するという“馴化処理BOD”を行っています。

スケール、配管付着物の分析

FTIR とEDX(エネルギー分散蛍光X線分析)を使ったシステムで、スケール、配管付着物などの成分の同定を行っています。EDXである程度の濃度はわかりますがこれにICP-発光などを組み合わせ成分濃度の定量もできます。この方法はRoHS指令の分析方法と似ていますが、石川県薬剤師会当会検査センターではEDXに液体窒素で冷やした検出器を使いRoHS対象より原子番号の小さなフッ素Fまで同定できます。半導体 液晶で行われるウエットエッチングで使うフッ化水素酸HFを含む配管付着物の同定ができます。

CODCrの測定

国内の環境分析ではCODというとCODMn(過マンガン酸カリウムを使ったCOD)が普通です。
海外ではCODというと、重クロム酸カリウムを使ったCODCr が普通です。海外との検査結果のやり取りで同じCODという項目名で値が異なり、CODCrとCODMnが区別されないのが原因で誤解があった経験はないでしょうか。海外対応にはCODCrを測定する必要がありますが石川県薬剤師会検査センターではCODCrもできます。

超純水対応(TOC,イオン状シリカ)

実験室でのミリQ装置をはじめ、製造業での超純水の使用は普及しています。超純水装置のカートリッジ交換では、シリカイオン濃度の測定が必要です。そのため超純水JIS法では、イオン状シリカの分析方法を規定しています。この方法は分液ロートを使った手分析で、こうした低濃度のシリカイオンの定量は熟練と作業環境を必要とします。そのため多くの検査室ではICP-MSを使っています。ところがこの方法で求まるのは全シリカT-Siであり、イオン状シリカではありません。当会検査センターでは専用のクリーンブース内で溶媒抽出を行なっています。
超純水のTOC測定も、専用のTOC計を使い対応しています。

フッ化カルシウム(蛍石)の分析

半導体や液晶製造では,フッ化水素酸HFを使いガラス基板のウエットエッチングを行います。この時出たフッ化物イオンを含む廃液は、石灰や炭酸ソーダを加え水に溶けないCaF2フッ化カルシウム(蛍石)沈殿として回収します。蛍石は濃硫酸を加えるとHFフッ化水素を発生するのでHFフッ化水素酸の原料になっています。しかし蛍石は濃硫酸以外には溶けない難溶解性化合物です。
蛍石などの難溶解性化合物は、水に溶けないので、容易には水溶液にできません。機器分析の普及で、多くの検査は水溶液を機械にかければ結果が出ますが、蛍石の場合溶液にするのが困難です。硫酸をかければ溶けますが、この時フッ素成分は気体になって逃げてしまいます。
石川県薬剤師会検査センターでは、白金るつぼを使ったアルカリ溶融を行い、硝酸や塩酸で溶けない化合物の分解を行います。
またフッ化水素酸とガラスが反応したフルオロケイ酸SiF6のイオンクロマトでの分析も行っています。

TMAHの分析

定量分析の値は、検査機器の進歩で大変高感度になり、定量下限値もどんどん下がっています。検査結果を表すのに感度、少数何桁目まで測れるかという定量下限値とは別に、有効桁数があります。ICPやGC/MSといった高感度の機器も有効桁数は大きくありません。
多くの機器分析は2%程度の精度であり、有効桁数は2桁ほどです。また検量線を使った定量では、標準物質が必要で、この標準品の精度も問題です。
滴定という実験方法では、標準品は使いません。逆に標準液の値付けを行うのに滴定を使い値を3桁や4桁まで定量します。4桁での定量には、特別の装置や、終点の決定方法が必要です。
TMAH希釈装置の校正では、4桁の有効桁数で遊離TMAH及びTMAH炭酸塩の定量が要求されます。薬剤師会では20年以上の実績で、TMAHの定量を行っています。またTMAH希釈装置の校正は迅速さを要求されますので、サンプル到着した日に結果の報告に対応しています。

石川県薬剤師会検査センターでは薬液中のTMAH濃度以外に、排水中のTMAH濃度の測定も行っています。
TMAHはアミンの一種で、生物分解をしにくい成分です。TMAHを含む排水は、TMAHが毒劇物取締法の対象でもあり、規制が厳しく、イオン交換法や生物処理法で排水処理方法の改良、開発がすすめられています。最近の学会でTMAHの新たな毒性が発表され、さらにTMAHの排水濃度の規制が進むと予想されます。排水処理方法と並んで必要なのが、低濃度までの排水中のTMAH濃度の測定です。石川県薬剤師会検査センターでは排水中のTMAH濃度をきわめて低い濃度まで定量できます。

 

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